2014年10月15日水曜日

品目の価格設定 その1  Price List Schema とはなんぞや?

製品の価格を設定していませんでした。
マスター登録フローは別途プロセスを明確にする必要がありますね。

とりあえずその場しのぎで価格設定。

Menu -> Material Management -> Material Management Rules -> Price List Setup

フローが出ます。

書き出してみると

1:Price List Schema
2:Price List
3:Discount Schema
4:Business Partner

の4ボックスで構成されています。
(ボックスの中の補足は省略。だって基本的に "Maintain ...."となっているだけですし。。)

登録の前に必要そうな情報を考えてみると。

価格には販売価格と購買価格があるはず、
販売や購買の価格は標準的と定義する価格と、キャンペーンなどによる特別な価格があるはず、
個別の売り買い(トランザクション)では状況に合わせて価格は変えられるはず、
標準とする価格であろうが、特定のキャンペーンの価格だろうが、個別の価格だろうが、トランザクションが発生したら、その価格は仕訳されなければならない。

要は売ったり買ったりしたら、基準となる価格がデフォルトでセットされていて、必要に応じて「ありがちな」(期間やボリュームディスカウント)価格を選んだり、個別に価格を設定できたりする。で、2重管理することなく(意識せず)仕訳処理がされる必要がありますね。

ただ、販売の時権限によってどの程度値引きしていいかとか制限も必要そうだし、 逆に購買の時は承認ワークフローの定義も必要そうですね。
本当はこの辺は想定するプロセスの詳細化をしてどのような業務となるのかをイメージ(デザイン)しなければなりませんよね。

今はちっと置いといて、何が出来そうなのかを見てみる事にします。

まずはじめに、、、
Price List Schema ってなんだ?(始めた瞬間に壁に打ち当たるとは、、)

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
後日記:実際に動かしてみて動作を確認してみました。こちらも合わせて参照ください。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

日本語で起動して、画面の説明みてもいまいち、、、
"価格リストスキーマ
価格リストスキーマは、価格リストのために計算ルールを定義します。"
"Price List Schema
Price List schema defines calculation rules for price lists"
詳細を見てみると
"スキーマ詳細
取引割引価格リスト詳細です。
価格リストは、製品購入とカテゴリ割引に基づいて作成されます。 ここに記載されたパラメータは、価格リストの計算とコピーを可能にします。"
"Schema Line
Trade Discount Price List Lines
Pricelists are created based on Product Purchase and Category Discounts. The parameters listed here allow to copy and calculate price lists."


説明の下の計算式を見てみると

The Formula is
NewPrice = (Convert(BasePrice) + Surcharge) * (100-Discount) / 100;
if MinMargin <> 0 then NewPrice = Max (NewPrice, Convert(OrigLimitPrice) + MinMargin);
if MaxMargin <> 0 then NewPrice = Min (NewPrice, Convert(OrigLimitPrice) + MaxMargin);

Example: (assuming same currency)
Original Prices: List=300, Standard=250, Limit=200;
New List Price: Base=List, Surcharge=0, Discount=0, Round


もしかしたらこれは価格(定価・標準価格・限界価格)を パラメーターに従って自動的に(一斉に)変更するもの?
たとえば取引先によってとか、期間ごととか、

動きは後ほど確認するとして、とりあえず次に定義する「初期」の Price List を改訂するルールという理解で先に進みます。


Menu -> Material Management -> Material Management Rules -> Price List Schema

すでにデフォルトでなにか登録してありましたが、何か新規に作ってみます。
新規作成ボタンを押し、必須項目(赤のテキスト部分)を入力します。

仮に Winter Sales と登録してみました。

Winter Sales の価格改定について詳細を決めていきます。
下ボタンを押して、Schema List を作成します。

ここで必要な価格改定のルールを定義していきます。
この価格改定のルールを適用する取引先を入力してみます。
Business Parter のボタンをクリックして取引先を選択します。

取引先を検索するダイアログが出るのですが、私はくだらないことでちょっと悩みました。
登録済みの顧客名を検索しようとしてもリストが表示されません。

試しに仕入れ先として登録した会社名を検索するとリストに表示されます。

よく見てみると "Vendor" Yes/No を指定する項目があり、ここの初期値が Yes つまり仕入れ先となってたのが原因でした。な〜んだ。
わかってみればふ〜んってかんじです。


その後対象の製品の指定もしました。
ここでは Portable One という製品と仮定しています。


定価・標準価格・限界価格に対して、どのように価格を変えるかを定義していきます。


取引先や製品含め、この価格変更ルールを適用したい範囲を適宜指定すれば良いようです。
つまり、変更ルール適用を全取引先にするのか、特定取引先にするのか?
全品目を対象にするのか?カテゴリーを対象とするのか?個別製品を対象とするのか?
定価が対象?標準価格?限界価格?全部?

価格を定義するフローの最初にあるものの、必須ではないので取り急ぎ試してみるためには後回しでもよかったのかもしれません。

まぁ、はじめに理解しておくと後が楽ってことで、、


Surcharge というわからないものがあった。
私が知る「サーチャージ」は飛行機などで、燃料費の変動分として追加で取られるようなイメージだった、Wikiを見てみると、カードなどで支払う際の追加コストなども含まれるよう。
何に使えば良いのかまだわかっていないが、例えば緊急出荷時の追加料金計算などの算出に使えそう。。

以下 Wikiから引用

Surcharge (payment systems)

From Wikipedia, the free encyclopedia
Surcharge is an extra fee charged by card acceptant when paying with chequecredit Cardcharge Card or debit card (but not cash) to cover the cost of merchant service charge.[1] It may be prohibited by card issuers — at all (e.g. Visa and MasterCard) or when acceptant also accepts cards with prohibited surcharge. Law may force to allow or prohibit surcharge. No surcharge means that it's included in prices (even when paying with cash).






0 件のコメント:

コメントを投稿