Menu -> Material Management -> Physical Inventory
から画面を開きます
Physical Inventory (実在庫)画面で、
該当する Warehouse (倉庫)を指定し、 Document Type は Physical Inventory を選択します。(これしか選択できません)
次に Create Inventory Count List ボタンを押します。
これは指定の倉庫内にある”はず”の製品数量を表示する Product Category (製品カテゴリー)
を指定できるポップアップダイアログが表示されます。
ちなみに下の画面はすでに Product Category に ICレコーダーと指定済みのため、該当する製品が表示されています。
ちなみにProduct Category のポップアップで何も指定せずOKすると、その倉庫にある全製品が表示されます。
Product Category 「ICレコーダー」は「 音メモ君」 と「音メモ君2号」が倉庫にありました。
子タブに表示されている
Quantity Book が iDempiere上での想定数量です。
Quantity Count は実際の数量を入力します。
音メモ君の棚卸しをしたら 15個しか無かったとします。
このまま子タブの音メモ君の行をクリックして数量を変更できます。
ここでは今までのように子タブに移動して数量を修正してみます。
子タブの画面を見ると、 Quantity Book はグレーアウトで修正不可であることがわかります。
Quantity Count の数量を実在庫に合わせます。ここでは15個と入力しました。
Inventory Typeは
Inventory Difference と Charge Account と選択できますが、
まず棚卸しと想定しますので、 Inventory Difference を選択します。
これでおしまい。親タブに戻り、 Document Action で Complete しましょう。
Complete できたら、仕訳を見てみます。
(Posted ボタンを押す)
Accounted Credit (貸方)に製品資産
Accounted Debit (借方)に 倉庫差異
として仕訳されています。
ずいぶん前の話になりますが、この仕訳は以前の投稿「iDempiereで新規作成したクライアントへ日本の勘定科目をインポートしてみる。」で読み込んだものです。
勘定科目に AccountingUS.csv を用いている場合は
Accounted Credit (貸方)に Product asset
Accounted Debit (借方)に Inventory Shrinkage
のようです。なるほど、倉庫差異は Inventory Shrinkage って表現するのね。(もちろんその他の表現もあるのでしょうが、、)逆にこれを日本語で表現すれば「棚卸消耗」といった科目ですね。
つまり実地棚卸しの差異に使う科目は「倉庫差異」でも「棚卸消耗」でも良いってことですね。
ググってみると「棚卸消耗」の方が優勢の気がしますが、仮に実地棚卸の時に倉庫の数量が多かった場合、私のように会計になれない人間からすると「消耗」という言葉やこれが貸方に来るのはちと心理的抵抗がある気もします。この点「倉庫差異」などと増減が曖昧な科目名であれば理解はしやすいのですが、、
(仕訳そのものが正しくされていれば、言葉は常識の範囲内で社内で統一されていれば問題ないのだと思います。)
先ほど、数量を在庫実数に合わせて変更したところで、
Inventory Type に Inventory Difference と Charge Account と選択できましたが、Charge Account とは、例えばプロモーションなどの勘定など、自社都合で使用したために在庫数量が変わってしまった場合などに選択します。
--------------ちょっと注釈-------------
自社都合で利用する場合は、わざわざ Physical Inventory で倉庫の数量の総数を入力するより、はじめから「そのものずばり」の画面を使った方が楽です。
Menu -> Material Management -> Internal Use Inventory
たまたま実棚の時に何かしらの目的のために持ち出したことが発覚したときに Physical Inventory からも入力出来る様にしてあるのかもしれません。
----------------------------------------------
Charge Account を選択すると、Charge先のアカウントの選択フィールドが出現します。
もちろんこのCharge先アカウントを空白のままで保存したり、親タブに戻ることはできません。
ここでCharge を選択できれば良いのですが、まだ Charge Accountの登録をしていない方は何も選択できません。
ここでは下のように登録済みという前提で Charge Account を選択してみます。
親タブに戻り、 Document Action を Completeすると前回の仕訳と異なり
Accounted Credit (貸方)に製品資産
Accounted Debit (借方)に Other Advertising & Promotion
と仕訳されました。
この仕訳は
Menu -> Performance Analysis -> Generate Charges から作成できます。
画面にてアカウントの一覧がでますので、適切な科目にチェックをし、右下の Create From Account ボタンを押すと、この科目が Charge Account として選択出来るようになります。
この段階で先ほどの様に仕訳が可能となるのですが、まだきちんと動きを確認していないので、今回かけることはここまでです。
(すごい中途半端ですいません。もちっと私に勉強が必要です。オペレーションレベルの話だと思って許してください。)
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