2014年12月15日月曜日

iDempiere 想定業務フロー 1.7 販売


iDempiere 始めてからすでに3ヶ月も経ってしまいましたが、ようやくQuote-to-Invoice (販売)系の基本フローに入ります。


購買の時と同じように必要なマスターを追加しながら進むことで、「最低限」のマスターの洗い出しもやっていきます。
(「最低限」とは最も単純と思われるフローに必要とされるレベルのマスターを想定しています。実際に業務をするための「最低限」には遠く及びませんのでご了承ください。簡単なところから徐々に理解を深めながら、設定すべきマスターを把握していきたいと考えています。)

私と同じように iDempiereに興味を持っている方に「小さなヒントになることがあれば幸い」と公開している備忘録的なブログです。
私の理解の不足、誤解による誤記や書き殴りの文章が稚拙で読みにくいなどあるかと思いますがご容赦ください。(中途半端な言い訳ですが)

1.7 受注のヘッダから開始です。
Menu -> Quote-to-Invoice -> Sales Orders -> Sales Order

赤文字(必須入力項目)は見当たらないのですが、どう考えても「誰に」販売するのかは必要です(笑)。
これはデフォルトで ”なにか”(standard)  が入っているために赤く表示されていないだけですので、正しい Business Partner (Customer) を選択する必要があります。

というわけで、Business Partner を入力します。
馬場電気店とでもしましょうか。

一応担当者は Adminの広瀬さんが設定することとしていますので、私はここで一度ログアウトしてから広瀬さんでログインしなおしました。

Partner Relations -> Business Partner Rules -> Business Partner
赤文字は Name だけですが、 Business Partner Group に ”なにか”(standard) が入っているので、これも先に登録した方がいいようです。
(Business Partner Group を standard 一本にするならいじる必要はありませんが、購買の時は入力省略したので登録してみます。) 
というわけで Business Partner Group を入力します。

整理すると今ここ、
1:Sales Order を作成するために Business Partner を設定する必要がある。
2:Business Partner を設定するために Business Partner Group を設定する必要がある。

Partner Relations -> Business Partner Rules -> Business Partner Group


ここも赤文字は Name だけのようですが、 Price List に”なにか” (この例では Japan 。。。これは以前試しに入力したんだっけ??)がセットされています。

というわけで Price List を入力します。

階層(スタック?)が深くなってきましたが、今ここ、
1:Sales Order を作成するために Business Partner を設定する必要がある。
2:Business Partner を設定するために Business Partner Group を設定する必要がある。
3:Business Partner Group を設定するために Price List を設定する必要がある。

Price List 自体は Purchase Order (購買発注)の時作成していますが、あのときのPrice List は購買用に作成したので、販売用に追加します。

Material Management -> Material Management Rules -> Price List


ここも赤文字は Nameだけですが、
Sales Price List のチェックボックスにチェックを入れます。
(Currency (通貨)も指定したっけ??)

保存すると子タブの Version を新規作成できるようになるので、作成します。

Nameに自動的に日付と時間がセットされます。
このままでも良いと思いますが、あとでVersionの意味がわかるように名前を付けておくべきかもしれません。(もちっと研究が必要)

あと Price List Schema が必須となっています。

またまたスタックが深くなります。

今ここです。
1:Sales Order を作成するために Business Partner を設定する必要がある。
2:Business Partner を設定するために Business Partner Group を設定する必要がある。
3:Business Partner Group を設定するために Price List を設定する必要がある。
4:Price List / Version を設定するために Price List Schema を設定する必要がある。


Material Management -> Material Management Rules -> Price List Schema

赤文字は Name / Valid from (有効開始日)/ Schema Type の3つです。
ここではそれぞれ
SO-InitialSchema / 今日 / Pricelist とします。

保存すると子タブの Schema Lineを新規作成することができるので、作成します。


この画面自体は Purchase Order (購買)の時に登録した Price List Schema /Schema Line と同じなのですが、ここで自問自答。。

ここ(販売)での登録した価格と購買で登録した価格の整合は?
それぞれの関連を理解し、運用ルールを定める必要があると思います。
(ここでの想定はPrice List / Version の Base Price List は購買も販売もブランクであり、購買プロセスの時に設定した Product / Purchasing の価格をベースとしています)

参考ですが、 今回対象としている製品「音メモ君2号」の購買時に設定した Price List Schema / Schema Line はこのようにしました。
 どのように整合を持ったルールを作るべきかはまた後日の研究課題として、ここでは Standard price Discount % を 10% として検証を進めたいと思います。
Sales Order 用の Price List Schema / Schema Lineの設定はこんな感じ


長くなってきたのでここで一度切ります。(疲れてきた)

ここまでで、
1:Sales Order を作成するために Business Partner を設定する必要がある。
2:Business Partner を設定するために Business Partner Group を設定する必要がある。
3:Business Partner Group を設定するために Price List を設定する必要がある。
4:Price List / Version を設定するために Price List Schema を設定する必要がある。

Price List Schema の設定が終わったので、次は Price List /Version の設定にさかのぼるところからです。

0 件のコメント:

コメントを投稿